生活・趣味

【温泉の魅力】温泉はテーマパークだ!別府温泉郷で地獄をめぐる

2019.10.25

やる気を出すためにはリフレッシュが大切。そうは言っても、幼い子どもを持つ社会人のみなさんにとって、息抜きできる機会は非常に少ないかもしれません。
そんなあなたに温泉のすすめ!
大人も子どもも関係なく楽しめる場所、それが温泉です。
さまざまな視点から、やる気が自然と湧き出してくるような全国の温泉地を紹介します。
▶シリーズの一覧はこちら


皆さんは、テーマパークと聞くと何を思い浮かべるでしょう。

東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど、大型の遊園地を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

今回ご紹介する大分県の「別府温泉郷」も、まさに自然のテーマパーク。しかし、前者が「夢の国」なら、こちらは「地獄の国」といえるでしょう。

別府温泉の湯煙景観は圧巻の一言

別府温泉郷は、亀川、別府、浜脇、観海寺、堀田、鉄輪、柴石、明礬の八湯を主とした温泉地で、日本最大の源泉数と湧出量をほこります。

その中でも最も活発な温泉が、北縁部に位置する鉄輪温泉です。奈良時代初期に編纂された『豊後国風土記』には、人が近づいて大声を上げると「驚き鳴りて涌きあがる」と記載されており、この地域は人々が近づけない場所として「地獄」と称されるようになりました。

この「地獄」をユニークな方法で活用したのが、大正時代に誕生した「地獄めぐり」です。 地獄組合に加入しているのは海地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄の7つ。それぞれの場所で、普段目にすることはできない温泉の凄みを味わうことができます。

血の池地獄、龍巻地獄以外の地獄は、それぞれ徒歩圏内にあるのでお子様連れでも安心して回れます。地獄めぐりのスタート地「海地獄」で地獄共通券を購入すれば、お得に楽しむことができますよ。(大人2,000円・高校生1,350円・中学生1,000円・小学生900円)

さて、まずは第1スポットの「海地獄」です。

コバルトブルー色がとても鮮やか!水着に着替えて泳ぎたくなってしまいます。しかし、温度はなんと98度。深いところで200mもあるとか。まさに地獄の海水浴といったところでしょうか。

鬼のリゾート地「海地獄」

第2スポットの「鬼石坊主地獄」では、坊主の頭のように膨れあがる熱泥を見ることができます。地獄めぐりの中で、もっとも不気味なスポットといえるでしょう。

第3スポットの「かまど地獄」では、1丁目~6丁目までさまざまな湯を見ることができます。足湯や飲食店もあるので、親子で楽しむには一番のスポットではないでしょうか。

ちなみに、筆者のおススメは「温泉ピータン」です。

かまど地獄では鬼が出迎えてくれます

第4スポットの「鬼山地獄」では約100頭のワニを、第5スポットの「白池地獄」では真っ白の温泉と熱帯魚を見ることができます。見た目は恐ろしいですが、温泉の熱を利用して飼育されているので環境にもやさしい地獄なわけです(?)

第6スポット「血の池地獄」、第7スポット「龍巻地獄」は、鉄輪温泉から少々離れた柴石温泉に位置します。両方とも国指定名勝に登録されており、一見の価値がある温泉です。ただし、龍巻地獄は30-40分間隔で噴出する間欠泉なので、時間に余裕をもって行きましょう。

何型の血液なのか気になります

地獄めぐりが終わったら、大分市内にある「竹瓦温泉」へ向かいましょう。

昭和13年(1938)に建設された現在の建物は、正面に唐破風造の豪華な屋根をもっており、その外観が別府温泉のシンボル的な存在となっています。

別府の温泉といえばここ

ここでは、お湯での入浴はもちろん、日本国内においても珍しい「砂湯」を体験することができます。じわじわと身体の芯からあったまってくる感覚をぜひ味わってみてくださいね!


【所在地】大分県別府市

【成分】種類豊富

【pH/温度】温泉地域による

【照会先】別府地獄めぐり公式サイト(別府地獄組合)


今回の「やる気の源泉」まとめ

① 地獄めぐりで非日常を体験

② 歴史・文化体験で鋭気を養う
③ 蒸し風呂・砂風呂を楽しむ

あわせて読みたい

新着コンテンツ

この記事を書いた人

勝部晃多(かつべ・こうた)

やる気ラボの娯楽記事担当。23歳。ハウストラブルコラムやIT関連のニュースライターを経、2019年8月より現職。趣味はプロ野球・競馬観戦や温泉旅行、読書等と幅広いが、爺臭いといわれるのを気にしているらしい。性格は柴犬のように頑固で、好きな物事に対する嗅覚と執念は異常とも評されている。

 
ライター募集中!
 

ページTOPへ