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生活・趣味
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以前、やる気ラボでは、人々が「お遍路をする理由」についてお伝えしました。
【関連記事】お遍路、その理由。なぜ人々は四国八十八箇所巡礼をするのか
四国にある空海ゆかりの88の寺院を巡る「四国八十八箇所巡礼」、通称・お遍路は、巡る理由は人それぞれ。現代では、信仰に基づく巡礼はもちろん、自分探しや癒しを目的に参加する人が増加していることがわかりました。
しかし理由は人それぞれでも、達成した人たちのコメントはある点で共通していました。それは、「これからの人生に対してやる気が湧いてくる」という点。人の温かさに触れ、自分の弱さを知ることができるお遍路は、 まさに「人間のやる気の原点」とも言えるのではないでしょうか。
そうは言ってもこのお遍路、急峻な山や深き谷を巡る1,400kmの道を踏破するためには、並外れた忍耐力はもちろん、多くの時間やお金も必要です。挑戦したいと思っていても、「まとまった時間がとれないから・・・」「四国は遠いよ・・・」と、一歩を踏み出せない人も多いことでしょう。
そこで、今回ご紹介するのが「御府内八十八か所巡礼」。
なにそれ?と、疑問に思う方も多いかもしれませんが、これ、簡単に言ってしまえば東京版のお遍路のこと。「御府内」とは江戸期の言葉で、品川・四谷・板橋・千住・本所・深川の内側の地域を指す言葉なのです。現在は、お寺の移転などで範囲が広がっていますが、対象の寺院はほぼ東京23区内に位置し、総距離約70kmと、まさにミニミニお遍路と言えるでしょう。
しかし、ミニだからといってバカにしてはいけません。この「東京版お遍路」、歴史は古く、宝暦5(1755)年の創設と伝えられています。また、四国のお寺と同様に、東京都内にある空海ゆかりの寺院で構成された八十八箇所の霊場を回ることで、本家・「四国八十八箇所巡礼」と同じ効果を得られると言われているのです。
気軽にお遍路体験できる「御府内八十八か所巡礼」。これなら、「仕事の合間をぬって」「週末に一つずつ」と、さまざまな楽しみ方で御利益を授かることができるかもしれませんね。
しかし、「70キロでもちょっと・・・」。そう考えている、大忙しな人もいることでしょう。もしかしたら、「ご利益だけが欲しい!」という面倒くさがり屋さんもいるかもしれませんね。
そんなあなたに、こっそり裏技(?)をご紹介します。それは、東京都豊島区にある真言宗豊山派の寺院「金剛院」に行くこと。ここで、弘法大師像を囲むように立てられた4本の石柱の周りを時計回りに回るだけで、なんと、四国八十八か所巡礼と同じご利益をえられるのです!
それぞれの石柱の下に、四国八十八か所霊場の砂が納められているのがこの理由。名前の通り、「お砂踏み霊場」と呼ばれています。1,400km分の願いを込めて、真剣に周ってくださいね。
お遍路には挑戦してみたいけど、四国巡礼はきついという方におススメの「東京版お遍路」。さらに、「御府内八十八ヶ所を巡るのも難しい…」という方におススメの「お砂踏み霊場」。自分に適した方法で運を切り開き、2020年を最高の年にしてみてはいかがでしょうか!
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この記事を書いた人
勝部晃多(かつべ・こうた)
やる気ラボの娯楽記事担当。23歳。ハウストラブルコラムやIT関連のニュースライターを経、2019年8月より現職。趣味はプロ野球・競馬観戦や温泉旅行、読書等と幅広いが、爺臭いといわれるのを気にしているらしい。性格は柴犬のように頑固で、好きな物事に対する嗅覚と執念は異常とも評されている。
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