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【幼児】【小学生】【保護者】
岐阜市少年自然の家「ぎふサイエンス・キャンプ」にお邪魔しました! 大学生サポーターや教員と一緒に、1泊2日で大がかりな科学実験装置の製作に取り組むサマーキャンプです。子どもたちが楽しく科学に取り組む姿をお伝えします。
こんにちは、やる気ラボの川崎です。
突然ですが、今回は岐阜の地からお送りします。
岐阜市少年自然の家で、オリジナルの科学実験装置を作る“小学生向けのサイエンス・キャンプ”が、8月下旬、催されました。
定規や木筒、ドミノ倒しや
クリップなどをうまく使って、
ビー玉やピンポン球が自分の推進力だけで
どこまでもどこまでも
連鎖的に転がっていくカラクリ装置を作る――
子どもたちが自分たちの力で、
力を合わせて装置づくりに取り組む
1泊2日のサマーキャンプ。
それが、「ぎふサイエンス・キャンプ」です。
参加者は、市内在住の小学4~6年生。
数人ずつのチームを組んで、
大学生スタッフがリーダーをつとめます。
装置づくりの流れは、おおまかには下記の通り。
➀ メンバーそれぞれがどんな装置を作りたいのか紙に書いて、みんなでつなぎあわせる(装置の構想を考える)
② 会場のまん中にある材料置き場から、使いたいものを持ってくる
③ メンバーそれぞれが、自分の「装置」をつくる
④ グループみんなの「装置」をつなぎあわせる=装置完成!
装置が完成したグループは、実際にビー玉を転がしてみて、ゴールまでたどりつくまでを動画で撮影。キャンプの最後には、動画を再生しながら発表会を行いました。
――と。
一通りの流れは
シンプルなものですが…
実際に装置を完成させるのは、どのグループもとても大変だったようです。あちこちで、子どもたちがタイムアップギリギリまで頑張って取り組み続けていました。
ビー玉が途中で転がり落ちたり
あらぬ方向に跳ねていったり
ドミノ倒しが止まってしまったり
装置をつなげるための
ガムテープにひっかかってしまったり…
テレビのようには全然うまくいかない。
グループリーダーの大学生スタッフが、こんなことを話してくれました。
「すごく科学的な“共同研究”だと思いました。
キャンプ中、子どもたちは『こんなルートならビー玉はこう転がるんじゃないか』『ドミノをこう積めばここまで倒れてくれるんじゃないか』といった【仮説】を立てて、【実験】してみるわけですが…
そう簡単に思惑通りにはいってくれない。
なんで失敗したのか【検証】し、どうすればいいかまた【仮説】を立てて【実験】して…
みんな装置を完成させたくて全力でがんばるから、はじめ引っ込み思案だった子もどんどん発言するようになったんですよね。メンバーみんなが、主体的に参加してくれたと思います」
ひとつの目標に向かってチームで“共同研究”するという体験は、子どもたちの主体性や社会性、やる気を大きく育てるものになっていました。
装置を完成させて、発表会に臨む子どもたちの表情はどれも誇らしげで、心からの達成感に満ちあふれていました。
ぎふサイエンスキャンプは例年開催されており、今後も続けられていくとのこと。子どもたちのやる気を育む取り組みに、今後も期待です!!
ぎふサイエンスキャンプ
① ピタゴラを模した装置づくり
② チームで力を合わせてチャレンジ
③ テレビのようにはうまくいかない
④ 仮説⇒実験⇒検証、科学的手法の繰り返し
⑤ 全力の“共同研究”が子どものやる気を育てる!
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この記事を編集した人
川崎 健輔
1987年生まれ。教育業界のWeb編集者です。2歳息子の育児、奮闘中。小学生時代はゲームボーイと受験勉強ばかりやっていました。最近はリモートワークが続いているので甚平を仕事着にして頑張っています。バームロールを与えられると鳴きます。
(Twitter ▶ @kwskknsk)