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2021.03.29
――本日は、「日本グミ協会」の会長・武者さんにお話を伺います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします!
――初めに、SNSなどで話題を博している日本グミ協会ですが、具体的にどのような人たちがどのような活動をしている協会なのか教えてください。
日本グミ協会は、全国のグミ好きさんが集まって企画を開催したり、SNSでの交流を深めたりしているコミュニティです。公式サイトから誰もが気軽に会員証を発行することができるのですが、現在発行された会員証は6,000枚を超えています。
会員の中には、17ライブやポコチャで配信しているライバーさんや有名ソーシャルゲームに出ている声優さんもいます。また、東海支部長、関西支部長、パリ支部、サンフランシスコ支部、日本ハリボー協会などもあり、その活動は幅広いです。
具体的な活動としては、9月3日の「グミの日」に向けて国内のメーカー様と企画したり、コロナ前は定期的にグミ好きの方を集めてグミのパーティー「グミパ」を開催したりしていました。夏は「冷やしグミパ」、冬は「グミスマス」など、さまざまなユニークな企画がありますよ。
また、コロナ禍においてはTwitterを活用して、グミ好きの方にグミをプレゼントする企画を複数回行いました。
国内Twitterトレンドで1位を3回獲得するなど、最近では盛り上がりの主戦場がSNSにシフトしてきていますね。毎月500件以上、Twitterで「#日本グミ協会」を付けたツイートがつぶやかれているんですよ。
――ものすごい勢いですね!会長はなぜ、日本グミ協会を創立しようと「やる気スイッチ」が入ったのでしょうか?
特に大きなきっかけがあったわけではありません。ただグミが好きだったので、新作のグミを見つけるたびに冗談半分でFacebookに「日本グミ協会です!」と添えてレビューを書いていたことが、日本グミ協会の始まりです。
そんな個人の遊びがコミュニティになったのは、2015年のことでした。アニソン作曲家の田代智一さんの誘いでポッドキャストラジオの「たっちレディオ」に出演した際、ラジオのファンの方がTwitterで「日本グミ協会」に反応してくれたんです。その時にスイッチが入りました。得意のTwitterを使って、日本グミ協会をみんなが楽しめるコミュニティにしていこうと決心しましたね。
――グミの輪を広げたい。その思いひとつで、コミュニティとしての日本グミ協会がスタートしたのですね。
――会長は、どうしてそこまでグミに熱中するのでしょうか?グミとの出会いについて教えてください。
私とグミとの出会いは幼少期です。
グミは1920年にドイツで子供の咀嚼力を高めるお菓子として誕生したハリボーが起源なのですが、日本では1980年のコーラアップが初めてのグミなので、私の幼少期(1980年代)にはおそらくそこまで広くは流通していなかったのではないでしょうか。
しかし、父が歯科器具の卸業に努めていたことから、ドイツ支社からグミをもらっていたため、なぜか家にグミがあり、食べさせてもらったことが出会いですね。月並みですが、グミのなんとも言えない弾力がクセになりました。
――数々のグミを食されてきた会長にお聞きします。ズバリおすすめしたいグミはなんでしょう?
日本のグミといえば、明治の果汁グミが一番の売れ筋で、果汁100%の味とシンプルなツヤ、程よい弾力が売りの商品です。それゆえに、果汁グミを超えるシンプルな存在はなかなか登場しないものです。
しかし、UHA味覚糖の「とろけるグミ」は果汁グミを超えるシンプルさと食感、そしてフルーツの濃さを達成していました。業界のレジェンドである果汁グミと正面から向き合って超えてきた「とろけるグミ」に、感銘を受けたことを記憶しています。
現在は、年に1度くらい期間限定で発売されているので、ぜひ味わってみてください。
――この活動をしていて良かったと思うエピソードはありますか?
グミの日のイベントに初めて参加したときは中学生だった人が今や社会人になっていたり、鳥取の女子高生が1人で東京まで参加しに来てくれたり、会員が私の勤める会社に新卒として入社してきてくれたりと、グミが誰かの人生を動かしてしまっているという実感があります。グミを通して人がつながっていき、長い間共にいられる関係が築けたことが、本当に良かったと思っています。
日本グミ協会ではこうした繋がりを「グミニケーション」と呼んでいるのですが、私がいなくてもこうしたグミニケーションがグミの日と共に自走していったら最高だなって思っています。
――日本グミ協会の会長として、これからの目標を教えてください。
私は今年で39歳、ミーグーになります。すでに自分自身の夢は叶ったと思っているので、できれば今年中に、夢を引き継いで前向きに引退したいと思っています。
なぜなら、自分が前に出て引っ張る時代ではなく、グミニケーションが自走する時代を作りたいからです。これからは会長ではなく、相談役や名誉会長になってしまうかもしれませんが、自由で楽しいグミニケーションの輪を広げていきたいです。
――会長のように「自分の好きなことを頑張りたい」と思っても、1歩踏み出せずにいる人も多くいると思います。そんな悩みを抱えている読者のみなさんに向けて、夢に向かって頑張るためのアドバイスをお願いします。
夢が叶うかどうかはわかりません。でも、新しい夢が、いつ向こうからやってくるかということもわかりません。ただ好きだったことが、いつの間にか夢に変わるということもあるではないでしょうか。私の場合、30歳を超えるまで「夢」とも認識していなかったグミが、いつの間にか夢になり、今ではこうして取材していただけるまでになりました。
「好きなこと」や「誰かに伝えたい思い」は、自然に継続するんだと思います。これがきっと頑張るということにつながり、その好きが誰かに受けいれられたときに、夢が叶ったという状態になるのではないでしょうか。好きすぎて偏愛的に継続できることこそ、夢に最も近いことだと思いますね。
――素敵な考え方ですね!日本グミ協会の発展、応援しています。お話をありがとうございました!
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この記事を書いた人
勝部晃多(かつべ・こうた)
やる気ラボの娯楽記事担当。23歳。ハウストラブルコラムやIT関連のニュースライターを経、2019年8月より現職。趣味はプロ野球・競馬観戦や温泉旅行、読書等と幅広いが、爺臭いといわれるのを気にしているらしい。性格は柴犬のように頑固で、好きな物事に対する嗅覚と執念は異常とも評されている。
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