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中野駅の北口を出て、サンモール商店街、中野のシンボル・ブロードウェイを抜けると、薬師あいロード商店街があります。
さらに、この通りを5分ほど歩いたところで中野通りに向けて左に折れると、「sakurayama果房」という木看板がかかった、かわいらしい外装のお店を見つけることができるでしょう。
本日はこの、コンフィチュールと焼き菓子のお店「さくらやま果房」の魅力をご紹介します。
「さくらやま果房」は、2011年11月の創業以来、添加物や保存料を一切加えず、厳選した果実と砂糖だけを用いた製法を続けてきました。
テレビ番組や雑誌などでもしばしば紹介されるこのお店は、※近年の有名百貨店への出店でさらに注目を集めており、平日の昼過ぎにも関わらずお店を訪れる人は後を絶ちません。
※2020年3月31日(火)~4月26日(日) GINZA SIX 出店予定!詳細はこちらから
フィナンシェやクッキーといった焼き菓子の、ほのかな甘い香り漂う店内には、果実のおいしさがそのまま詰まった特製コンフィチュールがずらり。なんと、その数約50種類。 色鮮やかなコンフィチュールのビンが、ひときわ目を引きます。
この耳慣れない「コンフィチュール」という語は、フランス語で「ジャム」を表す言葉です。両親とともにさくらやま果房を営む中島瑞貴さんに、名づけの理由を尋ねると「かっこいいからですよ!」と笑って答えてくれました。
中島さんの話によると、日本では糖度が60パーセント未満のものは「ジャム」と名乗ることができず、さくらやま果房の商品はすべてこれに該当するとのこと。できるだけ果物以外のものを使わないようにしているための、低糖度だといいます。
「(うちの商品は)ジャムの糖度に達していなくても、果物固有の甘さが十分にあるんです。小さいお子さんでも安心して食べてもらえるように、できるだけほかのものは使わない。添加するというのは、その分余計な味が加わるということですから、果物本来の味を楽しむためには必要のないことだと思っています」
こだわって作ったコンフィチュールがお客さんに好評だったときは、格別にうれしいそう。その喜びが、さらなるやる気と商品へのこだわりにつながっているのだといいます。
どうして、これほどまでにこだわり抜いたお店をつくることができたのか。中島さんは「母の地元・岡山のフルーツを食べてもらいたい」というモチベーションが、お店の原点だと話します。
「桃とブドウは足が速いので、岡山県産のものは関東ではあまり出回らず、なかなか魅力を知ってもらうことはできません。でも、本当は地域によってまったく味が違うんです。岡山県産ならではの逸品を、みなさんに味わってもらいたい――」
その想いひとつで「さくらやま果房」を立ち上げ、こだわりの品々を生み出し、多くのお客さんを唸らせてきました。さまざまな試行錯誤があったのは、想像に難くありません。中島さんは「岡山県産の果物は、みずみずしく糖度が高いのが特徴。店内で試食もできるので、ぜひ気軽に味比べをしてみてほしい」と自信を見せています。
お客さんが喜んでくれると嬉しい…というモチベーション。中島さんは、このほかに「もうひとつ、やる気が沸いてくる瞬間があります」と打ち明けてくださいました。
それは、いつも材料を届けてくれる農家の方に「こういう果物があるんだけど、これはさすがにコンフィチュールにはできないよね」と言われたとき。「できないものなんてない。やってやろうじゃねーか!」とやる気スイッチが入るのだといいます。
これまで、トマトやイチゴコショウなど、チャレンジ精神のおもむくまま多彩なコンフィチュールを生み出してきた中島さん。さくらやま果房の棚に、今後どのような商品が並ぶのか目が離せません。
皆さんも、中野に足を運んだ際は「さくらやま果房」をぜひ訪ねてみてください。その芳醇な「やる気」を、たっぷり味わえるはずです。
住所:東京都中野区新井1-30-6
電話:03-5942-5013
FAX:03-5942-5013
メール:shop@sakurayama-kabo.com
公式サイト: http://sakurayama-kabo.com/
営業時間: 11時30分~19時 定休日:月曜日/第2・4火曜日
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この記事を書いた人
勝部晃多(かつべ・こうた)
やる気ラボの娯楽記事担当。23歳。ハウストラブルコラムやIT関連のニュースライターを経、2019年8月より現職。趣味はプロ野球・競馬観戦や温泉旅行、読書等と幅広いが、爺臭いといわれるのを気にしているらしい。性格は柴犬のように頑固で、好きな物事に対する嗅覚と執念は異常とも評されている。
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